中米グァテマラのマリンバ音楽

グァテマラのマリンバ音楽

グァテマラの街を歩いていると良くマリンバ演奏に出くわすことがあります。マリンバはグァテマラの国民的楽器で、ストリートミュージシャンや町内サークルのような人たちが様々な場所で演奏しています。

今のマリンバはグァテマラ発祥

現在では日本を含め世界中で演奏されているマリンバですが、今のようなスタイルになったのは実はグァテマラが発祥。16世紀に奴隷と共にアフリカから持ち込まれた木琴楽器がグァテマラ独自の進化を遂げ、19世紀に今のような形になったと言われます。

世界的には1台のマリンバを一人で演奏するというスタイルが主流ですが、グァテマラでは1台の大きなマリンバを複数人で弾くという伝統的なスタイルが続けられており、また特定の決まったリズムやジャンルがあるわけではないのですが、Recorrido chapin, San Raymundo..などマリンバ用に作曲された有名曲がいくつかあり、そういった曲が主に演奏されています。

グァテマラの古都アンティグア

マリンバ演奏が特に盛んなのがグァテマラの古都アンティグア。観光客向けに街角でよく演奏されおり、その場と聞くとなかなか良いものです。