ベネズエラの伝統音楽ガイタ

ガイタとは

南米ベネズエラを代表する伝統音楽の一つ。発祥の地とされるマラカイボは首都のカラカスよりもコロンビアのカルタヘナ(南米サルサの中心地)やバランキージャ(クンビア発祥の地)に近く 、このエリアは様々なカリブ音楽の誕生の地でもあります。
ガイタは3拍子で演奏されますが、ペルーのクリオジャ音楽やエクアドルのパシージョなどのようなワルツ調ではなく、強めのビートが効いた賑やかなリズムが特徴。カリブ海沿岸の音楽らしいアフロ要素が強いパーカッシブで賑やかなカーニバル音楽です。

ガイタはベネズエラのクリスマスソング

ベネズエラでは年末・ クリスマスシーズンになるとガイタが流れます。 元々はベネズエラ西部のお祭り音楽だったのですがラジオやレコードの普及とともに全国的に知られるようになり、今では特にガイタ=クリスマスソングとして定着しています。またベネズエラが世界に誇る人気バンドの“グァコ”が元々はガイタのバンドだったことも有名な話です。

こちらはグアコがガイタを歌っていた当時の映像。メインボーカルのグスターボも若い!